お兄ちゃんはシスコンだったのです

さて「先月はあちらの神様、今月はあちらの神様、その次はあそこの・・・」と神様解放を繰り返しているうち、月日はどんどん経っていきます。
当然その間には、短命の呪いで力尽きていく家族も出るわけです。


◆最初に倒れたのは踊り屋の桜。ちょうど光輝が交神を終えた頃のこと


◆翌月、11代目当主だった玲が亡くなる。相当の覚悟で当主を務めていたんだね

玲が倒れ、次に12代目当主に就任したのは双子の妹で踊り屋の愛。「当主になるのが夢だった!」と言っていた桜の娘です。母の夢を娘が引き継いだね。親子の縁だな。

そしてその当主交代の数ヵ月後、次に命尽きたのはナマズ顔の光輝でした。
若いうちは「美男美女の息子であれって・・・」みたいな空気に反発してひねくれていた彼だったけど、晩年はすっかり落ち着いて穏やかな剣士様になっていたようです。


◆なんだかとっても、穏やかな遺言
だって捻くれる理由ないよなー。父の昌繁は光輝にすごく心のこもった強力な形見の刀をくれたし(刀につく福効果って、「親心」って感じがするよ)、嫁はメチャクチャ美人な女神だし。
これで「どうせ自分は」なんてったら罰当たるわな!ちなみに光輝の息子・吉平へ宝刀「繁盛」と「松笠」は譲られましたが、光輝が愛用していた「繁盛」には福効果が付きました。


◆これも光輝の親心の表れだな

こんな風に次々と家族が亡くなりどんどん人数が減っていくのを、まさか黙って指をくわえて見てるわけにもいきません。
交神も一生懸命しとかないと!次の適齢期は・・・弓使いの勘太郎です。

お嫁さんはせっかくなんで、解放した神様から選んじゃおうっと。


◆さっそく人妻を選んじゃうとこがなんだかな(笑)


◆か、風の女神の娘でこの技の風の低さ・・・「ありえない」!

母である「片羽ノお業」様の素晴らしい素質を全く無視した娘が生まれてしまいました(笑)
風の技については父親の勘太郎もそんな悪くなかったはずなんで、祖父・祖母の代の血が出ちゃったかな?
しかし口癖や表情から見て、なかなか理論派で毒舌な娘さんのようです。
心の水がよく見えないくらい低いし(笑)


◆この頃の鰯田家家系図。ずいぶん長くなりましたね

そんなある日、どんどこ溜まっていたお金をセッセセッセと京の都に注ぎ続けた結果、イツ花が朗報を持ってまいりました。


◆商業部門、完全復興!ジャーン

いち早く完全復興を遂げたのは、商業部門。やったー。

実は本音をぶっちゃけてしまうと、もうこの頃になると最高の復興レベルで手に入れられる武具より敵が落とす属性武器の方が強力だったり、復興レベル最高にしたからって「大甘露(味方全員を大回復する薬)」や「養老水(健康度回復)」が買えるようになるわけでもなかったりして、そんなに得した感は無いなぁ。
「万金露」が購入できるようになった段階で止めても、問題無いとも言える気が。
でもまぁ、気分的に「復興完了」の文字は嬉しいですよね。



◆商業部門、80万両で復興完了。人口もずいぶん増えたなー

さて、毒舌の向日葵ちゃん(名前は可愛い)が実戦に投入されたのを見計らって、今度はあの神様を解放するよ!と当主になった愛が「忘我流水道」へ一家を誘いました。
みんなが解放を待ちに待っていたあの美しい神様・・・


◆そう!「万屋 玄亀」様です!・・・じゃなくってー!!!


◆人魚の「敦賀ノ真名姫」様ですっ!

スミマセン、玄亀さんは「なんかついでに」って感じで行きがてらにスルッと解放させて頂きました。
メインはあくまで人魚姫!ゴメン、玄亀様。決して蔑にしていたわけじゃ・・・あうあう。

真名姫様は、最初はあんなに「人間なんて!」と頑なだったのですが、何度も戦ううちにこちらの事情が少し飲み込めた様子。
協力してあげてもいいよ、と言ってくれました。ただし姫様に勝てたらの話ですが。


◆とは言っても、もう「真名姫」様よりだいぶ強くなっちゃった一同。丁重に勝たせて頂きます



◆どうでもいいんですが、一人称が「真名が」って言うのが可愛くてなぁ!

勝利を収めた一同に、「敦賀ノ真名姫」は協力する約束をしてくれました。ただ、朱点と姫は深~い関わりがあった様子。
どういう感情で、彼はこの哀れな人魚姫を救ってあげたんでしょうか・・・同類相哀れむ、だけじゃないような。

さて、真名姫がいなくなったこの流水道も、残るはその先の「永久氷室」にいる神と髪だけ。
翌月、体勢を立て直した一同は「氷室」の奥へ奥へと駆けおりていきました。

この時のメンバーは12代目当主にして踊り屋の愛、苦手な火の技を装備品と努力で何とかカバーした槍使い・檜、術も得意で馬鹿力な戦バカの剣士・吉平、そして低い能力値をカバーするためか、奥義に頼りがちな弓使いの向日葵。
ちょっと戦力的には不安なメンバーだけど、回復アイテムも沢山持ちこんでやる気は満々!

まずは永久氷室の奥にずっと籠ってる燃え尽き症候群な「氷ノ皇子」様を、再び撃破します。


◆覚悟せい!!という割には、やっぱり「何もしない」が多い皇子。やる気スイッチを押すんだ!


◆『梵ピン』重ねの攻撃で、ザックリ倒されてしまう皇子。解放はできなかった

皇子の倒れた先へ進むと、見慣れた魔法陣が現れました。
もちろん、戦うつもりです。主な神様の解放も進み、遂に再び髪を倒す日が来たのです。


見慣れたゴボゴボ


◆氷でできた「五ツ髪」。髭とか、ポキッといきそう

こいつで怖いのは全体攻撃術の『雷獅子』。
とにかくバリバリバリとやたらめったら雷攻撃してきます。直接攻撃も痛い!
全体回復の『卑弥子』の術は既に取ってるんだけど、まだ家族で使いこなせるのは吉平と檜だけ。

うぅ、ちょっと厳しいな!

◆奥義を駆使してとにかく体力を削る


◆見た目通り火の技が弱点。『七天爆』がよく効いた!


◆よりによって貴重な『卑弥子』を使える檜がふっ飛ばされた!

『陽炎』が切れたタイミングで重たい一撃を避けられず、檜が五ツ髪の攻撃で倒されました。
うわ、もう大ピンチだ!

一か八か、残りの3人が全員習得している『不動明』を併せ掛けで浴びせると、五ツ髪はとうとう崩れ去って行きました。


◆うぅ、あと少しだったのか~!檜、大丈夫?


◆これで半分以上の髪を倒したぞ

何とか一命を取り留めた(良かった)檜を背負って京の都に戻った一同を、健康度が下がり隠居生活に入った勘太郎と愛の双子の兄・眞が出迎えてくれました。

眞は近頃、めったに実践に入りたいと申し出なくなりました。
当主となった双子の妹・愛のため、自分は鰯田家の裏方の仕事をこなすのだと。
家の中で、討伐の戦略や交神の計画、習得した奥義や術などをまとめ上げて、当主のサポートを行っているのでしょう(妄想)。

・・・実際には眞と愛の両方の子孫を残すかどうか考えて、兄妹とも能力値がそっくりで突出した素質が無い以上、心を鬼にしてどちらかの子孫だけを残すということを決定してのことでした。
そうなるときっと眞が「愛の子孫を残せばいいよ」とニコニコと譲る気がした。妹大好きなお兄ちゃん、というイメージだったんです。

愛はそんな兄の申し出に最初は反対していたけど、よくよく話し合って最後には自分が子孫を残すことで首を縦に振りました。そして、選んだ神様は・・・


◆ちょっとチャラい旦那さんだった(笑)


◆こんなチャラ男が妹と結婚しましたが、兄は許したんだろうか

眞はやっぱり「愛がこの神様が良いと思ったんなら、それでいいよ」とニコニコしてそう。うーん、シスコン。

そして、このド派手な格好の神様が授けてくれた子供は、こんな子でした。


◆えへへ~

いつもニコニコ、平和そうな娘!この「苗場ノ白雪姫」風の娘が生まれたことに一同ビックリ!
そして当主であり母親である愛は、このポヨヨン娘に「踊り屋」になってもらうことを決定したのでした。一同ここで二度目のビックリ!(笑)

あの子がへそ出し!そして脚出し!?見たいような、見るのにちょっと勇気がいるような・・・。

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