1020年 夏~秋 四代目



三代目当主の秋陽、そして妹の由梨が空に旅立ちました。

この双子の子孫をこのまま見続けたい!とプレイヤーに決心させるほど愛着のあった二人です。
同時に去られるのはめっちゃ辛い。
でも二人一緒に旅立てるのならお互い寂しくなくて良かった…と内心複雑でした。


次の当主に任命されたのは双子の弟、龍月

龍月は口下手で戦闘中も回復進言がすぐ出るような気弱な子。
当主を任命された時も「オレが!?そんな…オレには向いてない。無理だよ!」と一度断ったけど、八恵に「朱ノ首輪をはめる度胸だってあったくせに、できないわけがない!それでも断ると言うのなら、わたくしの幼い娘のどちらかが襲名することになるのよ!!」と胸倉掴まれてマシンガン説教されて、幼い梅&梅がそれを見てオロオロしてるのを見て…承服しました。

小さい姪っ子に心配かけられないよな。優しい子だからな。


そうそう、いつの間に手配したのやら秋陽が家の改築を大工さんにお願いしてました。

家族の出入りがあってバタバタしてる間に、気づけばお部屋が広くて綺麗に!

・1020年8月 四代目当主 龍月の手記


四代目当主を襲名してしまった
未だに適任だとは思えないし不安が無いわけじゃないが、家族のために頑張るしかない



今月は選考試合に参加することにした

以前からこの試合の噂は聞いていたけれど、当家が参加したことは無かったようだ
しかし迷宮の奥まで進む実力もついた今、後のことを考えると京や御所の人に目通りしておくのは悪くないことだと思った


初出場のうえ姉上と2人だけなので、他の出場者に「そんな人数と軽装備で大丈夫か?」と言われてしまった

姉上は「バカになさらないで!」と怒っていたけど、きっと俺達が二人だけだからみんな心配してくれたのだと思う




ほら、二人が勝ち進んでいったら誰も何も言わなくなったし指をさしたりもしなくなっただろ?


出場者には名のある武芸者や討伐隊の名前もあったから、本当に二人だけで最後まで勝ち進められるとは思わなかった

でも結果は初出場であっさり優勝
本当に自分たちは、あの人達とは違う特別な力を授かっているんだ

改めて思い知った

「大江山の朱点の寝所までたどり着いた武士の血を引いた、鬼斬を生業とする一族がいるそうだ」
「京の都が急速に潤っているのは彼らの働きがあってのことだ」
「見た目は異形だが、それは神の血を引く者の証だという噂も…」

どんどん整備されていく京の街で、一族の存在は噂に尾ひれはひれがついて謎の一族として神格化されていそうです。


龍月は気弱だけど実は凄く目端が利く子で「大江山の攻略が見えてきた今こそ自分たちの存在を明らかにして帝に臣下の礼をとることで、朱点討伐後の家を安泰にしたい」なんて考えそう。

自分には無理だ向いてないって言ってるけど、龍月は当主に向いている子なんです。

・1020年9〜10月 四代目当主 龍月の手記


梅乃と綾梅の初陣の場所は九重楼を選んだ




今まで何度も、それこそ初代様の頃から倒し続けた記録が残る塔の門番・七天斎八起がついに解放された

初代様と息子の宇一様もこの八起を相手に戦ったのが初陣で初めての大将戦になったそうだ
綾梅と梅乃もこの縁にあやかれるといいと思う



子供たちの成長を観察すると梅乃は火と風の術が得意みたいだが、綾梅の方は火術はさっぱり伸びない代わりに風と土の術がよく伸びる

あんなにそっくりな姉妹だけど、やっぱり個性が違うんだな
属性の武器は慎重に選んでやろう




討伐を一月延長したおかげで赤い火が灯り、火の力を纏った闇の光刃を首尾よく手に入れることができた

これは火技が得意な梅乃に持たせて、風のかまいたちは綾梅に持たせておくと相性が良さそうだ

家には秋津ノ薙刀も置いてあるから、属性付きの薙刀がかなり豊富になったな
来月からの行軍で臨機応変に使い分けて、役立ててくれよ

梅&梅は顔は似てるけど表出した素質は違うようで、梅乃は火技と風技、綾梅は風技と土技と得意分野が違います。
あ、二人とも水技が苦手ってところはそっくりです 笑


これはこの頃の家族のステータス。

…てかこの時点で龍月(錦)の心水700オーバー!?なんという心優しさ。
優しさでできていると言ったら龍月かバファ◯ンかってレベル。


今回闇の光刃は無事に取れたけど、もう一個絶対欲しい武器があって、そのまま赤火で突っ込もうとしたゴローズ戦には!!



もうぜんぜん!!間に合わず…!!




くっ、半裸おじさんめ!一度ならず二度までも!!(やつあたり)

うぅ、そんなにうちとは縁が無いのかい? 燃える拳ぃ…

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