4話:1018年・秋

天進てんしん、相翼院へ単独討伐。象のデベソボタンでショートカット開通
地咲ちさき、鳥居千万宮で初陣
❖北辰:1歳2ヶ月 天進:0歳10ヶ月 地咲:0歳3ヶ月

10月です。夏の暑さが遠のいて、ようやく秋の空気で一息つけるようになりました。


でも急激に寒くなったのか、町中では風邪だかインフルだかがはちゃめちゃに流行ってる様子。

うちの家族は神の遺伝子のおかげで丈夫だけど、京の人達は栄養が足りてないからすぐ病に罹っちゃうのかな。
そうだ、ここらでみんなの体調…じゃなく現在ステータスも確認してみようか。


まずは我らが初代当主の北辰様。
北辰様の心火はバーの見た目どおりいまいち伸びが悪いけど、全体的にそれほど極端な面はありません。
やや低い心火は「やる気がない」というより激高したり馬鹿笑いしたりといった感情が揺さぶられない感じの性格に見える。『大死一番』だもんね。なんか一回りして心が凪いでるみたいなね。
技の方も火の力がやや弱いみたい。もしかして最初の交神で焼津ノ若銛様を選んだのは「自分の足りないところを補いたい」って無意識に思ってのことだったのかな。

長男の天進。
扱える術や道具がまだ少ないせいもあるけど、あまり無茶な進言は出さない子です。
火神の息子だしバーも明らかに火が強いから内には熱血男子になる素養があるはずなんだけど、初代様の行動に振り回されがちで本来の力(?)を発揮できる場面がなかなかないのかなぁ。
体の伸びもまんべんなく成長して火水風土、全値とも家族の中でトップ独走中。
空気も読めて体も逞しい美形男子。恋文代筆してあげるより自分が恋文貰う機会の方が多そう。


最後に初陣を経験してちょっと成長した地咲ちゃん。

やってきた当初は「喧嘩上等!」なんてキャンキャンしてたので喧嘩っ早い子なのかと思いきや、茶々丸父さん由来の風の心が伸びて勘が鋭そうな子に成長してきています。
技はいまいち成長してないけど、これはまあ若いから仕方ない。
水の値だけ結構高く見えるのは補正装飾品の効果です。回復、苦手なんだよ。


とりあえず基礎の術は使える程度にはなったから、装飾品もうまく使ってこれからどんどん成長していこうな。

10月 相翼院①

今月向かう先は相翼院にします。まだ天進だけしか入ったことのない、初代様未踏の地です。


俺屍京名物『報奨アップキャンペーン in 先月行ったばかりで全然用がない迷宮』という恒例行事を経験しつつ(鳥居千万宮は先月行った)(くそう)いざ御出陣!

えーと今月の目標はですね、まず全体攻撃水術の白浪の巻物が欲しいです。
各迷宮で序盤のハードルとなる紅こべ大将や燃え髪大将、どっちも水が弱点なのでこの術があるととってもありがたい。
巻物を取ったらあとは太鼓持ちを突っついて、地咲ちゃんの栄養分にさせてもらおう(その言い方はやめるんだ)。


とか思いながら入場したら…4つ目の火が赤火になってる

わっ!!いきなりだけど目標変更!!
白浪の術?そんなものは後回し!術より大切なアレを取りに行きますよ!!


道中ちょいとお雫の巻物も貰って(ありがたーい!)


そしてこれ!槍の指南書!!


取れた!

指南書が増えれば増えるだけ前衛組のバリエーションが豊かになるので、指南書取れるチャンスはなにをおいても優先で。
白浪の巻物は来月頂きに来るから、それまで首を洗って待ってるんだぞ。


帰りがけに太鼓持ちも狩りました。栄養たっぷりの養分だ!(言い方)


ごちそうさまです!(燃え髪は太鼓持ちの武人のせいでムキムキ危険だから捨てていく)


ただいまイツ花ちゃん。


当家の職業選択の自由が増えました。ありがたや。

11月 相翼院②


翌月も相翼院へ。先月あのまま討伐延長してもよかったんだけど、燃え髪の一撃が重たかったので


北辰様にお雫を覚えてもらってきました。


子ども達にはお雫の術はまだハードル高いらしい。
でもみんな速瀬と武人が使えるようになったのはありがたいね。

 
そして先月から首を洗って待っていたはずの白浪もしっかり回収しました。


目標達成!あとは奥でガッツリ稼ぎましょう!


奥の院のここの宝箱部屋はいい物が出やすいのでバンバン開けに行きます。

どうでもいいけどこの宝箱部屋、討伐中の一時休息部屋としてすごく有用ですよね。
着替えとか布団とか持ち込んで別荘にしたい(下階の悪羅大将に気づかれたら袋の鼠になるけど)。

さてここまで来たのは良いけど、この奥の悪羅大将の討伐は今の3人じゃまだ難しいだろうな。


天女の小宮まで戻ってモチを狩ります。


風が弱い太鼓持ちを風車で一掃して余裕があれば燃え髪大将も北辰様の刀で一刀両断、武人を重ねられてしまった時は札を使って大将からはサッサと逃走。
卑怯ではありません。これは戦略と言うのです。


ひきょ…いや、戦略によって美味しい太鼓持ちを食べられるだけ食べて、お腹いっぱいになっていく家族の様子。(シャラっと陽炎の術が取れたのはすごい幸運!)

でも先月から気づいてはいたんだけど、北辰様の体にはほとんど成長の兆しが見えませんね。
特にこの方、体の水の成長がすごく弱いんです。
天進はもちろん地咲にすらとっくに体力負けしていて、この時点になってもまだ体力200に手が届いていないという華奢さ。

息子や娘よりもだいぶ身長も低いかもね。小柄な母さん。

こんな様子じゃ奥の院の悪羅大将に挑まなくて正解だったと思います。力溜めで殴られでもされたら一撃で死んじゃう。

そして、こんな場所の鬼より遥かに強い、総大将の鬼の頭領に突っ込むことは…そうだよな。もう、明確な自殺行為なんだよな。


帰ろうか。

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12月になりました。イツ花ちゃんも言ってるとおり、今月で大江山は閉じます。

でもプレイヤーと北辰様は「大江山は登らない」と決断しました。

12月 交神


今月は、北辰様の人生最後の交神を行うことにします。

最初から子供を3人授かることは決めていたけど、その前に大江山に登るのかそれとも大江山を見ず交神に向かうかはこの時点で決めました。


当初はダルマや恨み足に突っ込んで行っていた北辰様、成長とともに心の風と土がグングン伸びるようになってきたので、『この人大人になって、思考力と慎重な心が芽生えたのかな』って感じたんですよね。


では当初の予定通り、今回の交神だけモードをどっぷりに変更します。
よほどの大事故が起きない限り、この交神で生まれる子の家系が代々当主になる予定です。


火の神(天進)、風の神(地咲)から血を頂いたので、今回はこちらの土神様に臨みます。
どうか良い子を授けてください!


北極星の北辰様と十六夜月の伏丸様の間から、どんな子が生まれてくるんだろうね。

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