命 燃やして

さて、その後も様子を見守っていましたが残念ながらどうにも攻撃力・防御力に不安のある弱気な剣士・志堂ちゃん。
ここで甘い匂いのする「桃果仙」様との交神の儀が執り行われることとなりました。


◆決戦準備をしつつ、美女嫁ゲット!

嫁の「桃果仙」様、二度目の交神なんでセリフ変わったね。相変わらず、声が甘くて艶っぽくて色っぽい。
どうかイイ子を授けてね。

志堂が無事に交神を終えて帰宅したのを待つように、たて続けに倒れる2人の家族が。
一人は槍が大好き!竹馬も大好き!とにかくなんか長い棒状のものが大好き!というちょっとマニアックな槍使い・亘。


◆竹馬だけじゃなく、さらに凧も好き・・・?少年が抜けなかったのね

そしてさらに、第15代当主の踊り屋・咲さまが・・・!


◆当主様も十分、個性的だったよ!

そしてここにきて遂に、鰯田家の女子がまたまたいなくなりました。男所帯、再び。
うちは女系家族って脳内設定だってのに~!男性:女性の比率がほとんど2:1のまま変動無しってどういう事!超男系じゃーん!

あー、むしろ女子が生まれにくい一族だから女の子が大事にされてきたんだろうか?
とにかく仕方ない。そこの屋根の上に寝っ転がってる子!君、第16代目当主やりなさい!


◆キミだよ、キミ!栄くん!(高いとこ好き)

さて新当主が襲名し、志堂の子供がやってくるまでの一カ月、せっかくなので最後の神様解放に行きましょうか。
最後に残っていたのは血の池地獄ででっかく育っちゃったタコちゃん・・・もとい、「大八手」に封印された『八手ノお墨』様。



◆解放できたー!お墨様、長らくお待たせいたしました

意気揚々と最後の朱の首輪を掲げて京に戻った討伐隊を、イツ花とともに迎えに出てくれたのは天界よりやってきたばかりの志堂の子でした。


◆バーンと?…おおざっぱ?


◆ん、技の火が高めだね。よしよし

拓也君は父の志堂よりも良い素質が表に現れたようですね。
お母さんの水の素質も上手に引き継いでいるので、剣士らしく前衛でも安心して任せられそう。

志堂も我が子を見て、自分よりもこの子が最後の討伐に行くのが相応しい、と納得しました。
ひと月かけて、じっくり息子に全ての奥義を託します。

そして嬉しいことに、剣士親子が奥義継承の訓練を行ってる間に残りのメンバーで地獄を散歩していたところ、踊り屋・貞が最後の奥義を閃いてくれた。


◆獣踊り!踊ればみんなの攻撃力が倍増ですぞ!フィーバー!

・・・地獄の散歩から戻って討伐隊デビューした拓也を選考会でちょっと鍛えさせ、では、いよいよ・・・と当主様が号令をかけようとした、その時。

「ちょっと待ったーーっ!オレ、交神したい!」

手を上げたのは、誰かと思ったら、弓使いの鈴之進。
何をいまさら!と却下しようとする当主様を制して彼が言うには、「どうしても、直接会って問い質したい女神がいるんだ!」とのこと。

お相手は・・・決まってますよね。

そりゃもちろん、あの最高神様ですよ。


◆緊張しただろうなぁ。鈴之進!


◆笑顔なのに、迫力が・・・

いろんな疑問も恨みもつらみも、この女神にぶつけられる気概は彼にあっただろうか?
勇気を振り絞って問い質そうとしても、そこは海千山千の女神様。
たぶんノラリクラリとかわされたんじゃないかなぁ(笑)

鈴之進君、「・・・なんも聞けなかった・・・」ボー然として帰ってくるのが関の山だったと思います。
気にしなさんな。きっと誰が聞いても同じだったよ。

鈴之進からの報告を聞き、「やっぱりなぁ」苦笑しながら立ちあがろうとして、ドサリと倒れた志堂くん。
・・・あっ・・・寿命きたか・・・


◆あと少しだけ、寿命があったなら・・・

志堂の死後、『太照天昼子』様の子の顔を見てから出発しよう、と少しだけ出立を伸ばした鰯田家。久々に家族のんびり過ごします。

相変わらず屋根のてっぺんで空を眺める当主の栄、座敷いっぱいに蔵出しした増強薬を並べて誰にいくつ振り分けるか検討する踊り屋の貞、門前で木の葉をまき散らしながら大ざっぱに竹ぼうきをふるう剣士の拓也、「だから、お前に触角の色までそっくりだったんだって!」とイツ花の後をついて歩く弓使いの鈴之進。

翌月の冬の日、天界より一人の男の子がやってきました。
この子の未来がどうなるかは、討伐隊に掛かってる。


◆「子は鎹(かすがい)」だから、春日井くん


◆ついでにここにきて、娯楽部門の復興完了


◆せっかくだから、ド派手なフレームで記念撮影しとけ。はい、サルのおしーり!

そして1037年12月。連れて行けと泣く若い春日井くんをなだめる当主様。

「俺達はお前に、お前の父上や家族みんなとは違う、長い長い人生を。そしてお前の母上様や神々とは違う、有限だけど意味のある人生を。必ず取り戻してきてやるよ」

最終決戦へいざ、出陣!

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